主な視察先 2月1日(木)-4
自動車博物館
Museo dell'automobile
自動車博物館会議室での、FORUM社・内田盾男氏によるレクチャーの後、同館のイタリア車を中心とする歴代のヨーロッパ車コレクションを見学。
内田氏はトリノ在住35年。カロツェリア「ミケロッティ」のチーフ・デザイナーを経て、FORUM社を設立、現在はデザイン・コンサルティングを主とする。 名古屋市とトリノ市の姉妹都市提携、その後の交流事業についてはFORUM社にコーディネートなど多くの協力をお願いしている。トリノの歴史背景やデザインの特質、イタリアあるいはトリノ人気質など、長年トリノで活躍してきた氏ならではの、興味深いお話を伺うことができた。
□レクチャー要約
現在、トリノは、ミラノについで2番目に日本人が多くなっている。イタリアはヨーロッパで唯一植民地を持たなかった国で、アジア人に対する偏見が少ない。
イタリア人の工夫の精神は、トリノの場合、アルプスの水→水車→発電→紡績→自動車産業と発展してきた。米の生産も多い。イタリアは資源が少なく、もののないところから生み出す工夫を重ねてきた。人種、キャリアにあまりこだわらないところがあり、「創造性」が何より重視される。日本と同様、少子化、高齢化が深刻で、外国人労働者の受け入れも多い。
写真上:FORUMU社・内田盾男氏
Museo dell'automobile
Corso Unita d'italia 40-10128 Torino
http://www.museoauto.it/
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自動車博物館展示 | |
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