主な視察先 1月31日(水)-3

IEDトリノ校の広報スタッフによる説明

ヨーロッパデザイン学院
Istituto Europeo di Design(IED)

1966年に創立されたデザイン学校で、ヨーロッパでも有数の学校として知られている。広報担当による説明を受け、教室見学を行う。

イタリアのローマ、ミラノ、トリノ、ヴェニス、スペインのマドリッド、バルセロナ、ブラジルのサンパウロの世界7ヶ所でコースを開講し、それぞれの地域性を生かしつつ常に最先端の方法論で各分野の先頭に立つプロフェッショナルを育て続けている。

学生たちは単に理論を学ぶだけではなく、現実のデザイン界・産業界と在学中から接触を持つことが可能で、自立した一人のプロとして自分だけのスタイルを確立していくことができるようになっている。トリノ校は1989年開校。

高卒が入学資格で入学試験はない。グループ内交換留学等も行う。イタリア人だけでなく、ヨーロッパ、アジア等からの留学生も多く、40%は外国人。最近はインド、韓国からの留学生が増えている。1年目は英語による授業。卒業したらすぐ実践的にデザインの仕事ができる人材を育てるのが教育方針。講師陣は各分野の一線級を非常勤で採用(トータル約300人)。専任教授、講師は少ない。 卒業制作は企業とのコラボレーションが多い。トリノ市と学校の協力関係も深まっている。

□学費:年間約7500euro
□学生数:約800人
□ 学部(3年間)、マスターコース、夜間学部
□コース:トランスポーテーション/インテリア/インダストリアル/マーケティング/プロモーション/写真/グラフィック/イラストレーション

写真上:IEDトリノ校の広報スタップによる説明
Istituto Europeo di Design(IED)  
Via San Quintino, 39 10121 Torino (Italy)https://www.ied.it

トランスポーテーション・コースの工房 クレイモデル


トランスポーテーション・コースの工房/古い建物の中の各教室や工房はかなり狭く、キャンパスの環境は必ずしも良好とは思えなかったが、学生たちの活気は感じられた。トランスポーテーション・コースではクレイモデル(写真右)の作成をしており、日本人学生も1人いた。本格的なモデル制作等は企業とのコラボレーションで行うようである。

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