アジアのカタチ展

【開催レポート】
IdcNデザインミュージアム企画展「アジアのカタチ展」
IdcN海外最新デザイン情報POWER TALK第7弾「アジアのカタチ」

 

アジアのカタチ展展示(ブリッジ)

 6月17日から7月3日にかけ国際デザインセンターでは、IdcNデザインミュージアム企画展「アジアのカタチ展」と、これにあわせてPOWER TALK第7弾「アジアのカタチ」を開催した。

これは、展覧会とトークを通してアジアン・デザインの最先端を紹介しようとするもので、展覧会では、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、香港、マレーシア、ラオスの、アジア10ヶ国の代表的なデザイン企業72社のライフスタイル製品などを展示。

また、会期初日には、日本から流通、フィリピンから家具デザイン、インドから経営戦略のエキスパートをスピーカーに迎え、POWER TALKを開催。3氏は、会場を埋めた約110人にのぼるバイヤー、企業経営者、デザイン関係者、教育関係者、学生等を前に、デザインに対する独自のアプローチ、現状、ビジョンについて映像を交え語り、会場からは、好評のこのトークシリーズの中でもいつにも増して熱心な質疑や意見交換がなされた。

 参加者はこの余韻を残しつつデザインミュージアム内の展示会場へ。(株)コボ代表取締役でGマークアセアンセレクション審査員の山村真一氏の案内で、各作品の素材、デザイン・プロセス、テクノロジーに関する説明を受け、台頭する「アジアのカタチ」の魅力をリアルに体感したことと思われる。

 今回の企画は、東南アジアの国々が、それぞれのユニークな地域性、文化性を深く認識し意欲的に生かすことによって、西洋モダニズムに比肩するアジアンモダニズムともいうべきものを作りあげ世界市場に参入している現状を知らしめ、アジアのアイデンティティとその価値観に対して問いを投げかけたものと言えよう。
(キュー・リーメイ・ジュリア/IdcN海外ネットワークディレクター)

 

IdcNデザインミュージアム企画展「アジアのカタチ展」
会期=2005年6月17日(金)〜7月3日(日)11:00〜20:00(入館は19:30まで)◎会期中無休
会場=国際デザインセンター4階・デザインミュージアム+デザインギャラリー
入場料=一般300円、学生200円
入場者数=2,173人
概要記録写真

 

IdcNデザインミュージアム企画展「アジアのカタチ展」ギャラリートーク&交流パーティー
日時=2005年6月17日(金)18:00〜19:30
会場=国際デザインセンター4階・デザインミュージアム+デザインギャラリー
参加料=一般2,000円、学生1,000円(軽食・ドリンク付)
参加人数=138人
概要記録写真

 

IdcN海外最新デザイン情報POWER TALK第7弾「アジアのカタチ」
日時=2005年6月17日(金)13:30〜17:30
会場=国際デザインセンター・プレゼンテーションルーム
(〒460-0008名古屋市中区栄3-18-1ナディアパーク・デザインセンタービル6階)
参加料=一般2,000円、学生1,000円(日英同時通訳付)
参加人数=110人
講演要旨=

  • ライフエディトリアルの視点
  • 横川正紀/「CIBONE」・(株)ジョージズファニチュア代表(日本)
  • 伝統技術から新製品を発想するフィリピンのモノ作り
    ケネス・コボンプエ/インテリア・クラフト・オブ・アイランズ専務取締役(フィリピン)
  • 「インドはブランド」世界市場進出を図る処方箋
    スジャタ・ケシャバン・グハ/R+Kデザイン創立者・専務取締役(インド)
  • クロストーク・レポート(会場との質疑応答&意見交換)
  • 概要・プログラム記録写真

     

    主催=(株)国際デザインセンター
    共催=国際機関ASEANセンター、(財)日本産業デザイン振興会
    後援=デザイン&ビジネスフォーラム
    企画・プロデュース=キュー・リーメイ・ジュリア/国際デザインセンター・海外ネットワークディレクター

     

    お問い合わせ先
    国際デザインセンター「アジアのカタチ」係
    〒460-0008名古屋市中区栄3-18-1ナディアパーク・デザインセンタービル
    TEL:052-265-2105 FAX:052-265-2107

     

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