▼展示作品

グッドデザイン賞のあゆみ
1957年   通商産業省(当時)主催「グッドデザイン商品選定制度(Gマーク制度)」誕生。外国商品の模倣防止を目的に、独創的な製品の創造を奨励。  

1958/電気釜 RC-10K/株式会社東芝

昭和30年代初期に登場し、生活者をより豊かにするというデザインの目標に象徴的に 応えた。清潔感のあるフォルムは、当時の電化製品の代表的な商品として、日本の生 活環境から生まれたオリジナリティーある優れたデザインを感じさせる。

1963年 Gマーク制度が公募形式へ移行。「輸出振興のためのデザイン向上」「クオリティの高い商品」のスタンダードへ。
1980年 「より優れたもの」を訴求し、「グッドデザイン大賞」「部門賞」「ロングライフデザイン賞」などを設ける。
1980~
90年代
「生活の質を総合的に確保すること」「インタラクションデザイン」「ユニバーサルデザイン」「エコロジーデザイン」を、デザインの新しい課題として訴求。
1998年 日本産業デザイン振興会の主催事業となる。建築・環境デザイン部門、コミュニケーションデザイン部門を設置。デザインによる新しいビジネス創出を評価する新領域デザイン部門を新設。
2001年 「グッドデザイン・プレゼンテーション」スタート。審査会場を一般公開、デザインの力を広くダイレクトに訴求。
展示作品
※展示品の一例です。会場には約100点を展示予定。
※グッドデザイン賞の過去の受賞結果や関連事業のライブラリーはこちらから
 

1966/35一眼レフカメラ ニコンF/株式会社ニコン

同社カメラFシリーズの初期モデルで、一眼レフカメラの高級機として普及した。シャッタースピード・ダイヤルを軍艦部に設け、よりメカニカルさを強調し道具としての 愛着を持たせている。また画角90度を越える超幅広角レンズから望遠レンズまで使用でき、プロユースとしての充実を図っている。

 

 

2001/液晶カラーテレビ AQUOSシリーズ/シャープ株式会社

低反射液晶採用による高輝度・高画質液晶テレビ。上下左右に160度の広視野角を実現、キャリングハンドルや上下左右回転スタンドを備えるなど、住空間での様々な視聴スタイルに対応できる。不使用時にもインテリアの構成要素として通用するデザインを目指した。

 

 

1966/バタフライスツール/株式会社天童木工

高周波成型による合板が、2個のボルトと1本のステーによって組み立てられている。単純明快な構造となっているが、曲線を生かした柔らかい形が造形的な美しさを見せ、発表以来40年経った今でも生産、販売され続けている。

 

1974/事務鋏・ペーパーナイフ/林刃物株式会社

ステンレス鋼板をプレス打ち抜きという画期的な生産方法により開発・デザインされた事務用鋏シリーズ。これ以降、事務鋏分野ばかりでなく、事務用の身辺機器がデザインされ始めるという大きな影響を与えた。

 

1981/35mmカメラ エレクトロニックフラッシュ/オリンパス光学工業株式会社

レンズキャップやケースを不要とし、カメラ前面を覆うカバーをスライドさせること で、撮影体制に入れる機動性、携帯性に優れたカメラ。被写界深度の深いレンズ、絵 表示、電子シャッター、オートストロボ等、今日の小型カメラが備えている技術・デ ザインの原型が見られる。

 

1989/ビデオ付テレビカメラ ハンディカムCCD-TR55/ソニー株式会社

多彩な撮影機能を充実させ、フルオート機能を備えながら、超小型化を実現したカメラ一体型8ミリビデオカメラ。滑りにくい塗装や伸縮式のビューファインダー等の採用で、小型化・携帯化によって起こりがちな弊害を解決すると共に、いつでもどこでも持っていたいキャラクターづくりに成功している。

    作品写真提供:財団法人日本産業デザイン振興会

 

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