2010年、名古屋の秋はイベント目白押し。8月から継続のあいちトリエンナーレ2010、名古屋開府400年記念事業、そして連携を組んで活動中のナゴヤプロジェクト8(NP8)とNAGOYA DESIGN WEEK 2010。名古屋には今、アートやデザインに熱い思いを抱くメンバーが集結しています。ナゴヤプロジェクト8(NP8)は、10月14日(金)〜17日(日)展示会を開催、「金シャチフォントプロジェクト」と「メ〜ブツ」の活動を紹介します。展示会に先立つ9月、プレイベントとして、連携メンバーによるオープンミーティングを開催しました。
トリエンナーレサポーターズクラブ・ATカフェの地下で開催されたオープンミーティングでは、名古屋の新しいデザインを考える【ナゴヤプロジェクト8(NP8)】の紹介とともに、NP8と連携を組むNAGOYA DESIGN WEEK2010 (NDW2010)の活動報告、また、NP8の2つのプロジェクト、「金シャチフォントプロジェクト」、「メ〜ブツ展」の中核メンバーによるプレゼンテーションと意見交換を実施。NDW実行委員長稲波氏からは、2010年のNDWの展開とキーワード「デザインに都市の差なんて」について、またオフィシャルイベントをはじめとする数々の魅力的な企画を紹介。そのオフィシャルイベントの筆頭とも言える「金シャチフォントプロジェクト」、「メ〜ブツ展」のプレゼンでは、タイププロジェクト鈴木功氏、オープンエンズ矢野まさつぐ氏、メ〜ブツ展発起人の本田敬氏が、各プロジェクトのコンセプトと概要を紹介、またそれぞれの“名古屋”を切り取る視点の設定と、具体的なデザインへの落とし込み方などについて語った。「金シャチフォントプロジェクト」では「名古屋弁かるた」への実用例が披露され、「メ〜ブツ展」からは、現在制作進行中の一部出品作品のプロトタイプを公開。参加者からの意見を会場で募り、目の超えた参加者からはスケートをテーマにしたグッズ展開に、「ワインオープナーなどへの応用が面白いかも」など、具体的な展開へのアイデアもあげられた。
各プレゼンの後には、国際デザインセンター海外ネットワークディレクター江坂恵里子もメンバーに加わり、一連の地域特化型デザイン活動のベースにある「シビックプライド」、あるいは「都市ブランディング」というキーワードを元にトークがかわされた。セッションの中からは「都市の魅力を考える、育てる」にあたり、「定義の押しつけではなく、風土とともに生きる人の感じ方や活動の繋がりにこそ可能性がある」というコメントが出され、きたる展示会への期待と、プロジェクトのつながりを目指す各メンバーの活動の発展を感じさせるものとなった。
江坂恵里子(えさかえりこ)国際デザインセンター海外ネットワークディレクター
国際デザインセンター www.idcn.jp クリエイティブ・デザインシティなごや www.creative-nagoya.jp
稲波信行(いなばのぶゆき)NAGOYA DESIGN WEEK 2010 実行委員長
NAGOYA DESIGN WEEK 2010 www.n-dw2010.com
本田 敬(ほんだたかし)プロダクトデザイナー
メ〜ブツ展 me-butsu.com Design Studio CRAC http://www.designstudiocrac.com
鈴木功(すずきいさお)タイプデザイナー
タイププロジェクト www.typeproject.com / www.cityfont.com
矢野まさつぐ(やのまさつぐ)アートディレクター
オープンエンズ www.openends.org
日時 | 2010年9月21日( 火) 18:00 〜 20:00 |
会場 | あいちトリエンナーレ長者町会場内ATカフェ 名古屋市中区錦2丁目10番30号万勝S館1F TEL:052-265-5570 |
協力 | あいちトリエンナーレ・サポーターズクラブLOVEトリーズ、ATカフェ atsc2010.com |
申込 | 事前申込不要。当日参加、時間内出入自由 |
入場料 | 無料*ドリンク等別途要 |
主催 | 株式会社国際デザインセンター |
共催 | タイププロジェクト×オープンエンズ、メ〜ブツ勘考委員会、NAGOYA DESIGN WEEK 2010 実行委員会 |
後援 | 財団法人名古屋観光コンベンションビューロー |
連携 | クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会 |