「use it!」展に選ばれた作品の中には、日本でもお馴染みの、アルネ・ヤコブセンやハンス・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、ヴェルナー・パントン、ナンナ・ディッツェルなどの世界的に知られた巨匠たちの作品とともに、デンマークの伝統的デザインを打ち破るような現代デザイナーの製品も。デンマークデザインは、よく知られる巨匠のデザインによる家具、インテリア製品ばかりではありません。工業デザイン、グラフィックデザイン、ファッションやアニメーションなどの幅広い分野から、現代デンマークを代表する91人のデザイナーがふさわしい作品群を選び出し企画されたのが、本展。
展示作品は、テーマごとに分類され、来場者が触れられるように展示されます。
テーマは以下の5つで、来場者は、それぞれのテーマの部屋を作品に触れながら進みます。
「動きによって生まれる進歩」
「熟考によって生まれる理解」
「制限によって生まれる革新」
「助けによって生まれる独立」
「会話によって生まれるインスピレーション」
「動きによって生まれる進歩」の部屋では、家具や製品を押したり遊んだり。ユニバーサルデザインを展示した「助けによって生まれる独立」の部屋で来場者は、展示物の間に張り巡らされたゴムひもによってハンディキャップを持つ疑似体験をすることに、と、会場は展示品への理解を深める工夫にあふれます。
使ってください。デンマークデザインを。その可能性は?その本質は?答えはこの展覧会で。
※本展は愛・地球博へ向けて企画されたもので、今後世界各地へ向けて巡回予定です。
Use it!「使ってください!毎日の生活にデンマークのデザインを」展
会期=2005年8月6日(土)〜30日(火)11:00〜20:00(入館は19:30まで)◎8月23日(火)休館会場=国際デザインセンター4階・デザインミュージアム+デザインギャラリーtel052-265-2106
入場料=一般300円 (◎会期中に限り学生無料/要学生証)
主催=(株)国際デザインセンター、デンマークデザインセンター
展示企画=Tine Nygaard、Charlotte Jul
会場構成=Bosch & Fjord、EL-BO Produktion A/S、Peter Lassen
プロデュース=キュー・リーメイ・ジュリヤ/国際デザインセンター海外ネットワークディレクター