フィン・ニガルド/Finn Nygaard

1955年、デンマーク、オールフス生まれ。
グラフィックデザイン工房で訓練を受けた後、デイニッシュ・スクール・オブ・アート・アンド・デザインに入学。卒業後、1979年に自身のスタジオ、フィン・ニガルド・デザインを起ち上げ、以来、ポスター、イラストレーション、グラフィックデザイン、企業プログラム、壁画の制作、国内外の会社のカラーコンサルタントなどを行っている。
制作したポスターは200有余枚におよび、その多くが賞を受賞している。フィン・ニガルドの作品は、バラエティーに富むスタイルとメディアを駆使しており、これまでに、世界の一流のギャラリーやミュージアムで何度も彼のデザインとイラストレーションの個展が開かれている。ポスター作品の何点かは、イスラエル・ミュージアム、デイニッシュ・インダストリアル・ミュージアム、パリのミュゼ・デ・ラ・ピューブリシテ、アメリカ合衆国ニューヨークのザ・メリルC バーマン・コレクション、サンクトペテルブルグ・ステート・ミュージアム、ハンガリーのペクシ、フィンランドのラハティ、ポーランドのポスターミュージアム等に永久コレクションされている。
作品はまた、多くの雑誌、新聞、書籍で取り上げられている―日本における第一級のグラフィックアート誌『アイデア』、アメリカの『グラフィス』、同じくアメリカの『プリントマガジン』、ドイツの『ノファム』、『Who Is Who in Graphic Design』、『ファーストチョイス』等である。
彼のスタジオは、1990年~1995年、デンマークのデザイングループ「イレブン・デーンズ」とヨーロッパのデザイナーのネットワーク「EDEN」のパートナー。フィン・ニガルドは、コペンハーゲンのデイニッシュ・デザイン・スクールとコルディングのデザイン校「DK」における教授団の一員であり、また度々招聘されて学生やプロのデザイナーグループを対象にした講義を行っている。アライアンス・グラフィーク・インターナショナール(AGI)会員、デンマーク人デザイナーグループ「MDD」会員。コペンハーゲン郊外の田舎フレデンスボア在住。そこにポスター制作のアトリエを、コペンハーゲンの中心街にフィン・ニガルド・デザインスタジオを持つ。


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