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入選/Honorable Mention

タイトル: このトレイに豚肉が入っていた。
There was pork in this tray

コンセプト: 食べ残しを減らしてもらうキャンペーン。
日本では毎年2,000万トンの食糧ゴミが出る。これは途上国の4,600万人の人が1年間食べていける量だそうだ。2,000万トンのうち1,000万トンは家庭から出ている。
各家庭が意識を少しだけ変えれば、食糧ゴミのロスは減るのではないかと思い、今回の提案をした。
まずは、食の重要性を知ってもらうために「食べ物=命」というコンセプトの言葉をラベルに配置する。これを見ることで、食べるということは他の生物の命を取り込むことで、われわれは日々生き物を食べていることを再確認してほしい。そして、食や食べ物を大事にするよう促したい。
それとは別に、日本や世界の食糧廃棄や食糧問題に関する数字をラベルに配置する。
それによって食べ残し→環境問題の因果関係を知ることで、食べ残しを減らす努力を促したい。
このキャンペーンは、食糧廃棄という世界的な問題を消費者のごく身近な改善で変えられないかという提案である。

審査員
コメント:
実際にスーパーで販売されている食品トレイとラベルというリアルなモチーフを選んでいるのが面白い。公共広告キャンペーンとして実際に食品売り場に置かれたら、消費者からどんな反応が出るだろうか?
ラベルに書かれたキャッチコピーが何種類もあるが、消費者にキャンペーンの趣旨が十分伝わるコピーでないものもある。いくつも種類をつくる必要はなく、もっと効果的なコピーにしぼった方がよいのではないか。

Profile

受賞者名: 巣内 雄平/Yuhei Sunai

生年: 1984年

性別: 男性

国籍: 日本
 
  職業: 無職
 
  学歴: 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 卒業
 
  受賞歴: -2007年パルテノン多摩美術公募展 入選
-2008年中川ケミカルCSデザイン学生賞工事現場の仮囲い部門 佳作

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