毎年恒例の「国際若手デザイナーワークショップ」が、2月4日から約1週間の予定で開催される。参加者は、日本、中国・香港、韓国、台湾、タイ、カナダ、フランス、ポルトガルの、8カ国の若手デザイナーをはじめ、企業内のデザイナー、クリエイター、学生等約50人。
近年、日本では、生活水準が高まり豊かになる一方で、勢いを増す価値観の多様化にともない、非婚、晩婚、小子化、高齢化といった傾向が顕著になっている。家庭、家族、仕事に対する従来の価値観が喪われつつあるこうした社会変化に大きく関わるのが女性の存在であろう。先進諸外国の女性とは異なるユニークなアイデンティティを持つと言われる日本女性であるが、都会に住む彼女たちは今、何を考え、何を欲し、どのようなライフスタイルを実現しているのか。
今回のワークショップでは「50:50 恋愛・結婚、仕事・子育て、家族・社会」をテーマに、こうした女性のあり様に焦点を当てる。参加者は5班に別れ、ディレクターに迎える映像メディア製作スタジオのブルースポンジ社(カナダ)からドキュメンテーションの新手法を学びながら、5つのサブテーマ(コミュニティづくり、仕事、安全な街づくり、恋愛と結婚、男/女の差異)の下、名古屋で暮らす女性についての取材を行う。フィールドワークから収穫したものを毎日発表し合い、最終的には、ジェンダーの切り口からデザインによる新しい提案を試みる。
生き方の選択肢がさらに広がる時流の中で、都会に住む女性たちが活き活きと暮らし参加していける環境や街づくり。こうしたことに貢献できる新たなデザインの提案とは果たしてどのようなものであろうか。2月10日、POWER TALK 第8弾で、ワークショップ参加者による最終プレゼンテーションを公開する。
POWER TALK 第8弾
50:50
恋愛・結婚、仕事・子育て、家族・社会
会場=名古屋国際センター5F第1会議室[地図]
◎申込不要・先着60人/英語・日本語同時通訳付◎参加無料
日時=2006年2月10日 (金)18:30~20:00
会場=名古屋国際センター[地図]
〒450-0001名古屋市中村区那古野一丁目47-1(地下鉄桜通線「国際センター」駅)
参加料=3,000円
[プログラム詳細]
■進行
ジアド・トーマ/プロデューサー、ディレクター、脚本家、ディレクター、映像メディア制作スタジオ「ブルースポンジ」社(カナダ)
■コメンテーター
竹原裕/中部デザイン団体協議会長
石橋 勝利/AXIS誌編集長
川崎 瑤子 /リバーネット代表
小林 いく子/ (財)名古屋コンベンションビューロー専務理事
佐藤 久美 /ナゴヤアベニューズ編集長
渋谷 典子 /特定非営利活動法人参画プラネット代表理事
主催 : 国際若手デザイナーワークショップ開催委員会 (構成団体:名古屋市・国際デザインセンター)
企画・プロデュース : リー・キュー・メイ・ジュリヤ / 国際デザインセンター海外ネットワークディレクター
◎お申し込み・お問い合わせ
国際デザインセンター「POWER TALK 第8弾」係
〒460-0008
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル
TEL : 052-265-2105
FAX : 052-265-2107
www.idcn.jp/powertalk/