香港でジャーナリズムの学位を取得。その後、香港のクリエイティブ分野の様々な著名人のもとで働く。フォトグラファー、ホーリー・ウオンとリンゴ・リーのスタジオマネージャー、映画監督ツイ・ハークのアシスタント、そしてマルチメディア・パフォーマンスグループ、ズニ・イコサヘドロンのエグゼクティブ・アシスタントを務める。1999年より世界中のデザイナーとその家庭用品を精力的に紹介してきた香港のデザインコンセプトショップ「Here」の創立者の一人として働く。販売と経営面で活躍。2002年より「Here」はインテリアデザイン・コンサルタントを目的としたワークショップとなり、ミリーは住宅デザインのプロジェクトマネージャーを務める。クレイグ・オウ・イェンのパートナーとして、20年以上、グラフィックデザイン、漫画制作、出版や展覧会などの数々のプロジェクトのポストプロダクションに関わる。

コンテクスチャル・デザイナー。オランダ・アインホーベンのデザインアカデミーの卒業後、自身で起業。トレンド、コンセプト、デザインの分野で、有機的な方向づけを行うコンテクスチュアル・デザイナーとして活動。クリエイティブアドバイザーでもある彼女は商品のリサーチも行う。彼女の仕事には、毅然とした理想を貫く姿勢がうかがわれる。「差別は、情報の欠如と関心の薄さから来ているのです。デザイナーとしての仕事を通して人々の関心を呼びさまし、関心の無い人々にも情報を伝えていきたい」。2002年グッドデザイン賞を受賞したスポーツキャップをデザインし、 (イスラム女性の) ベールに関する本を出版。現在、デルフト工科大、TNO、Electrolux、P&G社なと開発を共に行い、自身の企画による「ウォッシュイン」 (環境にやさしい存続可能なクリーニングサービス) の実現に向け始動中。

1960年福岡県生まれ。'84年愛知県立芸術大学を卒業後、伊奈製陶(株) (現INAX) に入社。内装タイル、現場提案、商品カラーのデザイン担当を経て'87年よりシャワートイレデザインを担当。'90年より設備事業部のデザインチーフを務めた後、'01年空間デザイン研究所所長、'03年組織改編により現職。愛知県立芸術大学非常勤講師。

1973年、東京生まれ。慶応義塾大学で「パフォーマンス論」を専攻。卒論のテーマは、盲目の女性の旅芸人「瞽女 (ごぜ)」。日本の芸能の聖と賤を考える。学生時代、世に出ることなく亡くなった奄美の画家「田中一村」の展覧会に感銘を受け、「人々を照らすことのできるような仕事を担当したい！」と、現在の仕事を選ぶ。現在、名古屋放送局で、展覧会、教育、福祉などのイベントに関わる。手がけた展覧会に、障害のあるはり絵作家と画家との交流展「画家 原田泰治と岡田清和展 - 僕たちに言葉はいらない -」('01年)、「熊谷守一展 - 超俗の画人、いのちのかたち -」('04年) 等。