入選/Honorable Mention


作品名 立体最小限家具
コンセプト 自らをコンパクトに収納できる立体最小限家具。
約一尺立方のキューブは数倍の体積に展開可能である。
これまで我々はスプロールの道を歩んできた。
未来のために選択すべきは、よりコンパクトなモデルを提示することであろう。 極限まで空間を削ぎ落とすことで、生産・物流・使用・再生・廃棄にいたるあらゆる段階で無駄な副産物の発生を排除する。
そして何よりも、ネスティングされた造形は乗除不可能な美しさを湛えている。
審査員コメント 椅子にも収納棚にも使え、非常にコンパクトに収まるアイデアは面白い。試作品とプレゼンテーションは大変まとまりがあり、コンセプトがわかりやすかった。
収納するものと、この家具のモジュールとの関係については、さらに検証が必要である。
エコデザインではロングライフということが重要だ。段ボールを使用した家具は実際の商品にもあるが、やはり長期間にわたる使用には限界がある。長寿命な家具ではないので、例えば子ども用家具として想定されるとよいのではないか。

受賞者名 佐藤 達保/Tatsuho Satou
生年 1980年
性別 男性
国籍 日本
職業 建築設計/株式会社竹中工務店
学歴 神戸大学大学院自然科学研究科建築学専攻 卒業
受賞歴 日本建築家協会全国学生卒業設計コンクール銅賞
日本建築学会卒業設計コンクール優秀賞
日本建築学会設計競技近畿支部入賞
FPデザインコンテスト入賞