2013.10.01 |
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国際デザインフォーラム「未来スコープ—大きく、小さく、見つめる ナゴヤのコレカラ—」第2部:パネルディスカッション
パネルディスカッションでユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワークについて紹介するドヨン・リー氏(ユネスコ文化部門 文化的表現・創造産業部 創造都市ネットワーク・芸術教育プログラムコーディネーター)と、デザイン都市の代表者ら。
名古屋をはじめ、デザイン分野加盟都市のブエノスアイレス・ベルリン・モントリオール・神戸・深圳が参加、それぞれ都市の概要、デザインプロジェクトなどを紹介した。
期日:2009年11月27日
会場:デザインホール
主催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
ユネスコのクリエイティブ・デザインシティとして本格始動した2009年、クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会では、同じデザイン分野加盟都市の代表者らを名古屋に迎え、国際フォーラム「未来スコープー大きく、小さく、見つめる ナゴヤのコレカラー」を開催した。ここに掲げるのは、パネル・ディスカッションの冒頭に行われた、このネットワークを端的に紹介したプレゼンテーションの要旨である。(IdcN)
「ユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワーク」展
ユネスコCCN認定都市7都市と名古屋市の姉妹都市・トリノ市の計8都市のデザイン活動を紹介。
会期:2009年11月25日〜12月7日
会場:デザインギャラリー
主催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
プレゼンテーション:ユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワーク
ユネスコのクリエイティブ・シティズ・ネットワークが他のネットワークと異なる点は、都市の捉え方にあります。
都市は、地域の文化の特性や、国際的な意味を考えるときに最適なサイズであり、また、各地域のポテンシャルを十分に発揮することができるサイズでもあります。ユネスコでは、都市を多様な創造性を発揮するクラスターであると捉えて、このネットワークを構築しています。また、このネットワークは、既存のネットワークをさらにネットワーク化していく試みでもあります。すでにある仕組みを利用し、官民が協力し合ってクリエイティブなコミュニティとは何かを考え、実際に行われていることを人々に理解してもらいつなげていこうという試みです。また、ユネスコでは、ネットワークをさらに多岐化させサブネットワークを作っていくことも考えています。そのためには、シナジー・オブ・シナジーズすなわち都市の多様性が非常に大切で、それはこのネットワークの本質でもあります。しかしながら、このネットワークはまだ試行段階にあり、課題も抱えています。加盟都市が増えれば、それぞれが参加意識を高め維持する努力が必要となりますし、都市間のバランスもとらなければなりません。
今後の方向性としては、継続的に地域の持つ潜在的な文化力を高め、多様性を維持しながら、異なる学問分野が互いにつなぎ合って協力関係を築く、このように発展していくことを期待しています。
ユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワーク
文化の多様性の保護を重視しているユネスコが、創造的・文化的な産業の育成・強化によって都市の活性化を目指す世界の各都市に対し、国際的な連携・相互交流を支援するもので、2004年(平成16年)に創設。デザインをはじめ、クラフト&フォークアート、映画、食文化、文学、音楽、メディアアートの7分野がある。名古屋市は2008年(平成20年)10月にデザイン分野に加盟認定。
クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
主催構成団体:名古屋市・株式会社国際デザインセンター・名古屋商工会議所・中部デザイン団体協議会
クリエイティブ・デザインシティなごやのロゴマーク
※国際デザインフォーラムの発表内容・講演要旨等はクリエイティブ・デザインシティなごやのウェブサイトでご覧いただけます。