笠松栄「折り紙に魅せられた椅子」

代表作「折り紙チェア」シリーズで多くの賞を受賞し高い評価を得ている、インダストリアルデザイナー・笠松栄氏の、折り紙を連想させる美しい家具の数々を名古屋で初めて紹介。
「折り紙に魅せられた椅子」は、アメリカでデザインを学んだことを契機に、国際的に通用する真の個性、独自の創造性を模索し生まれたもの。緻密な設計と高い美意識に裏付けられた家具は、大胆かつ繊細な形態美と造形の面白さにあふれる。今回はじめて公開された模型や型紙は、それ自体も美しいもので、平面からマジックのように立ち上がる笠松氏の椅子ならではの制作プロセスを物語る。オブジェのような美しさゆえに造形的な面白さばかりが取り上げられがちだが、その美しさを生活の中で使うことができるのが折り紙椅子の最大の魅力だ。
本展では借用作品でありながら笠松氏とメーカーの格別の協力により、自由に座り、触れる展示が実現。来館者のコメントからは、意外なほどの座りやすさに驚きの声も聞かれ、実際に触れられることでその構造の細やかさも伝わったようである。

会場 デザインミュージアム
〒460-0008
名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4階

アクセス

日時 2002年9月27日(金)〜 2002年11月17日(日)
11:00 〜 20:00
(入館は19:30まで)
休日 2002年10月15日(火)
費用 一般300円 学生200円(中学生以下無料、常設展示含む)
主催

株式会社国際デザインセンター

共催・後援など

共催=笠松栄工業デザイン事務所、協力=株式会社ミネルバ、株式会社キタニ、株式会社オオタニ

問い合わせ先

国際デザインセンター・デザインミュージアムtel052-265-2106

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笠松栄「折り紙に魅せられた椅子」(フライヤー・イメージ)