愛知県美術館企画展
アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの

椅子の機能は、座る姿勢を支えるというだけにとどまりません。権威の象徴として表されることもあれば、安楽や拘束のための道具となることもあり、また複数が寄り集まることでコミュニケーションの場を生み出すこともある椅子。椅子は多くのデザイナーや建築家の創造性を喚起する究極のテーマであると同時に、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなってきました。アーティストたちは椅子と結びつく多様なイメージをとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを浮かび上がらせてきました。現代美術における椅子は、日常で使う椅子にはない極端なあり方、逸脱したあり方によって、私たちの思考に揺さぶりをかけます。
本展では、こういった作品を「アブソリュート(絶対的・究極的)」な椅子と呼ぶことにして、主に戦後から現代までの平面・立体・写真・映像・ダンスなど幅広いジャンルの作品約80点における「椅子なるもの」の表現に着目し、椅子という身近な存在から社会や人間の有り様を考察します。
(国際デザインセンター協力企画)

会場 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
〒461-8525
名古屋市東区東桜一丁目13番2号
日時 2024年7月18日(木)〜 2024年9月23日(月)
10:00〜18:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休日 毎週月曜日(ただし8月12日(月・祝)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)
費用 一般1,500円 高大生1,300円 中学生以下無料
主催 愛知県美術館、中日新聞社
共催・後援など 協力=株式会社国際デザインセンター
問い合わせ先 愛知県美術館tel052-971-5511(代)
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アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの(フライヤー・イメージ)